へそを狙った雷を捕らえた金川の神主
どんな伝承か
金川の老神主が雷を生け捕りにしようと思い立ち、力造という若い衆を連れて雨のなかへ出ていった。すると雷は力造のへそを狙って落ちてきたので、そこを取り押さえる。雷が二度と金川には落ちないと誓ったので放してやった。このとき雷が流した涙が、明治の中ごろの大洪水を招いた大雨になったのだという。金川にはそれから落雷がないと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。