雷の怪獣を捕らえた和尚と化城院
どんな伝承か
福渡ではしばしば雷が落ち、人にも家畜にも被害が絶えなかった。村人が寺に集まって祈禱していると夕立が来て、境内の松へ雷が落ちる。見に行くと地面を怪獣が這っており、和尚の日乗がこれを取り押さえた。怪獣は二度とこの地には落ちないから命だけは助けてくれと乞うたので、日乗は放してやったという。以来この土地に落雷は絶え、日乗を祀ったのが化城院である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。