蛇になって出る阿曽津の婆
どんな伝承か
阿曽津というのはこの向こうの山にあたる所で、そこに一人暮らしの阿曽津の婆がいて、たくさんの金を持っていた。近隣の者は皆その婆さんから金を借りていた。この辺りには磯野や柳野など「野」の付く在所が四つ五つあり、そこの人々も借りていたが、返せなくなって、あの婆さんを殺してしまおうと簀巻きにし、湖へはめてしまったという。婆さんは今でも蛇になって出るといわれる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。