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悪夢を良夢に変える『夢違え』

所在地奈良県生駒郡斑鳩町(法隆寺)
年代中世
登場歴史上の人物、藤原師輔、呪術者、吉夢を人に話して逃した貴族
出典呪術と占いの日本史

どんな伝承か

悪夢を吉夢に変えることを「夢違え」という。藤原師輔は朱雀門の前で内裏を抱いて立つ壮大な吉夢を見たが、思わず人に話したため吉が逃げ、ついに関白になれなかったと『大鏡』は伝える。悪夢とわかれば呪文や和歌を唱え、なお不安なら神仏に頼った。奈良の法隆寺には「夢違え観音」という金銅仏があり、悪夢祓いに霊験があると信じられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

呪術と占いの日本史(渋谷申博・瓜生中・呪術・占い史・現代(解説))

渋谷申博・瓜生中『呪術と占いの日本史―歴史を動かし庶民が信じた知られざる闇の系譜』。古代から近世まで、日本史を動かした呪術・占い・呪詛・怨霊を時代別に解説する。第一章(古代)では屈葬・土偶の人形呪術・鳥信仰、卑弥呼の鬼道、大国主尊伝説、トコヒの呪いと盟神探湯(ウケヒの審判)、妖怪にされた土蜘蛛、景戒の夢占い、人柱伝説、橘奈良麿の僧人形・子狐串刺しの呪詛、童謡の予言、道鏡と宇佐神宮の託宣、怨霊の祟りと遷都を扱う。

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