土用・寒に土をいじる忌
どんな伝承か
土用に土をいじってはならないという。寒には土をいじらず、庭もいじらないと語られた。土用と寒という季節の変わり目に土を動かすことを忌む言い伝えで、同じ時季のものとして、寒に一雨あれば夏に三雨、あるいは夏に七雨があるという雨の予兆も伝えられている。七月生まれの子は親に添わない、旧三月はさらわれ月で結婚はいけないといった月の忌と並べて採録されている。
原典より
・七月生れの子は親にそわない(西江)・旧三月はさらわれ月で結婚はいけない(大江)・土用に土をいじってはならぬ(高須)・寒には土をいじらない(高須・西江)・寒には庭をいじらない(吉里)・寒に一雨、夏三雨(吉里)・寒に一雨、…—— 海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史・自治体史(民俗))
『海津町史 民俗編』所収の俗信・禁忌・妖怪。岐阜県海津町(現海津市)に伝わる心意現象を採録する。