氷川女体神社にあがる竜燈
どんな伝承か
氷川女体神社では、大きな神事の前になると、見沼にあった御旅所から社の前へ向けて、毎年二、三度ずつ竜燈があがったと伝えられている。江戸時代の享保年間に見沼が干拓され、見沼新田が開かれたあとも、わずかに残った水たまりから竜燈がのぼることがあり、その日取りは決まっていなかったという。杉の木に竜燈があがるという言い伝えもある。
原典より
江戸時代、享保年間に見沼を干拓し、見沼新田を開発したあとも、少し残った水たまりから竜燈があがり、その日時は特に定まっていなかったという。—— 浦和市史 民俗編――伝説(浦和市(編)・浦和市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
浦和市史 民俗編――伝説(浦和市(編)・浦和市史)
『浦和市史 民俗編――伝説』は、浦和市史の民俗編のうち、第十章「伝説」を収めた部分である。調神社の片目の鯉や兎を飼わない言い伝え、日蓮上人の駒つなぎのケヤキ、見沼の竜神や笛、別所沼の大蛇、地名や塚の由来、特定の作物や弓矢を忌む家の言い伝えなど、市内に伝わる伝説を集める。旧市部から西浦和まで地区別に節を立て、見沼の伝説は一節にまとめ、章の初めに『埼玉県伝説集成』などの引用文献を掲げ、話のあとに▽印で異説や由来を補う。