ホウカ人形の魔除け
どんな伝承か
ホウカは庶民的な人形で、昔はどの母親も子供の幸福を願って作った。赤い長方形の布の四隅を縫い合わせて手足を作り、綿を入れて胴を縫い、白い布で頭を作って目・鼻・口を書き入れ、後ろに黒い布を縫いつけて髪形とし、頭部を胴に縫い合わせる。できた小さな人形は、子供の初着や上着の襟首のところに縫い付けられた。病魔や変化魔性は人形の首の後ろから魅入ると信じられていたからである。ホウカは法化、這子、猿子とも呼ばれ、法によって病魔・魔性から子を守る化身の人形とされた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史・自治体史(民俗))
『河内村史 下巻(民俗編)』第三節所収の民話・伝説。石川県河内村(白山麓)に伝わる白山信仰の伝説を採録する。