高平ホウケの茶釜岩
どんな伝承か
板尾には高平ホウケと舟渡ボウケの二か所のホウケ(難所)がある。高平のホウケは急な岩壁につけられた山道で、道の下を流れる板尾川には、ゴリブチと、その横の岩にできた茶釜と呼ばれる大きな水溜りがある。現在はその上方に堰堤が造られて姿が変わっているが、昔はこの茶釜によって天候を占い、大水の予報にもしたという。ゴリブチと呼ばれるのは、岩石の間を流れる川が樋のようになり、ゴリが上流にのぼれずに多く溜まったからである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史・自治体史(民俗))
『河内村史 下巻(民俗編)』第三節所収の民話・伝説。石川県河内村(白山麓)に伝わる白山信仰の伝説を採録する。