一しょころぎの春知らせ雪崩
どんな伝承か
板尾の対岸にある傾斜地(ヘラ)を、一しょころぎと呼ぶ。どんな大雪の年でも春の三月ごろになると、ここで必ず雪崩が落ちた。村の人々はこの雪崩が落ちるのを見ると、もう雪は降らない、たとえ降っても雪崩が起きるような雪にはならないと考えた。すなわち春の訪れを知らせる雪崩であったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史・自治体史(民俗))
『河内村史 下巻(民俗編)』第三節所収の民話・伝説。石川県河内村(白山麓)に伝わる白山信仰の伝説を採録する。