南鯖石と鵜川の豆占・餅占・寒割り
どんな伝承か
柏崎の南鯖石あたりでは、正月十五日と十六日に迎えた若木を囲炉裏で燃やし、その焚きおこしを十二個並べて一月から十二月に見立て、消え方の違いで一年の天気を読んだ。鵜川ではサイの神の残り火に水を張った茶碗をかけ、投じた豆の浮き沈みで天候と作物の出来を占う豆占が行われた。ほかに、十一日正月に下ろした供え餅のひび割れ具合で天気を見る餅占、寒中の三十日を二日半ずつ十二か月に割り当てて向こう一年を読む寒割りもあった。小正月のサイの神は、煙のなびく方角や倒れる向きで田の豊凶を告げるとされた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。