米山講の代参と虫除けの呪い
どんな伝承か
柏崎市の峠では、毎年六月十三、四日頃、若い衆二、三人が米山講の代参として米山登山に出かけた。講員から預かったお札料や当帰代、御開帳料、酒代を持ち、履き替え用のわらじ、土砂を入れる袋、御水を入れる竹筒を携え、講員に見送られて出発する。谷根、小杉を過ぎ、祓川で手足と口を清めて新しいわらじに履き替え、いよいよ急斜面の登山にかかる。頂上では護摩供修行をして五穀豊穣や家内安全を祈願し、虫除けの黒札や御堂床下の御砂、清水を受けて下山する。持ち帰った黒札は竹竿にはさんで田の水口に立て、砂と清水を撒くことで、虫除けの呪いとするのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。