念仏講と災害除け
どんな伝承か
「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えて極楽往生を祈る念仏講は、柏崎地方では主に女性たちの集まりで、月の一定日に宿に集って鉦をたたきながら念仏や和讃を唱えた。先祖供養や死者追善のためだけでなく、安産祈願や虫除け、風除けといった農耕の災害除けのためにも行われたという。百万遍と称して大きな数珠をみなでまわしながら念仏を唱え、無病息災や五穀豊穣、悪疫退散を祈願する行事もあり、大数珠の大房がまわってくると頭や肩に軽くあてて病気平癒を祈った。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。