川平のミーダチ足跡占い
どんな伝承か
八重山郡石垣島の川平では、四、五十年前まで死後三日目のまつりをミーダチと呼んで行っていた。この日、浜から清浄な白砂を取ってきて家の入口へ一尺四方ほど敷きつめ、家人はその夜、家を空けて他所で夜を明かす。早朝に帰ってきて白砂に足跡がついていれば、死者が帰ってきたのだという。死者が帰ってきたのを忌むというが、それは後々の変化で、元来はこの晩、家で死者の霊を迎えまつるものだったのではないかとみられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・昭和(民俗学))
民俗学者・最上孝敬『霊魂の行方』。日本各地の葬送習俗を実地調査し、死者の霊魂がどこへ行きどう処理されるかを論じた葬送民俗研究の集成。