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蒜山盆地の墓場の水汲み

所在地岡山県真庭市蒜山
年代昭和31年報告
登場女役の水汲み、佐藤米司、報告者
出典霊魂の行方

どんな伝承か

岡山県真庭郡の北のはずれにあたる蒜山盆地、現在の真庭市では、葬列に水汲みという女役が加わる。水汲みは葬列のすぐ後からゆき、墓地に着くと待っていて、棺を埋めて頃合いを見はからい「おおい水汲み」と呼ばれてから水を持ってゆく。そういう関係から、平素は水汲みに行った者を呼んではならないといわれる。水は葬家で汲み、底の隙間に干しずいきを詰めて水漏れを防いだ桶に入れ、竹柄杓とともに運ぶ。墓では埋葬した上に立てる拝み石にかけ、まず神主か僧侶が、次いで死者と縁の濃い人々がかけるという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・昭和(民俗学))

民俗学者・最上孝敬『霊魂の行方』。日本各地の葬送習俗を実地調査し、死者の霊魂がどこへ行きどう処理されるかを論じた葬送民俗研究の集成。

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