スサカガー(白明井)の水汲みの娘
どんな伝承か
宮古の井戸ウリカーは掘り窪めて降りて汲む形式で、平良などにはこれしかなかったという。中世、島同士の恐ろしい戦の時、八重山の島から捕らわれてきた美しい娘が、深く危ういスサカガー(白明井)の水を日毎汲みに追い遣られた。身の薄運を嘆き親の家を慕った古歌が今も宮古の島に伝わり、その清水はすでに涸れたと『古琉球』にも記されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。