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今から三十年も昔のことだ

所在地沖縄県宮古島市ミナクジ
年代現代
登場砂川
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

沖縄県宮古郡城辺町のミナクジ部落での話。今から三十年も昔、夏の日暮れ、八夜月の頃、バスの終点から七又部落まで歩いて帰る途中、最近亡くなったはずの背の高い女性と正面から行き合った。女は語り手を避けるように畑へ降りてすれ違い、実家の方へ歩いていく。後をつけていくと、女は母屋と台所の間の水瓶のあたりで姿を消し、その場所から青白い火の玉がヒューッと空へ舞い上がったという。それ以来、死んでも魂はあると思うようになったと語り手は述べている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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