幼児を殺し続けた二人の老婆
どんな伝承か
寛政三年(一七九一)、広島の藩医・進藤寿伯の著書『耳の垢』には、幼児を金とともにもらい受けては次々と殺し、その金で生計を立てていたとおぼしき、あさ・かんという二人の老婆が打首になった記事が載っている。厳しい生活苦の一端がうかがえる事件として、当時の世相を伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の妖怪(早川純夫・早川純夫・妖怪史・昭和)
早川純夫『日本の妖怪』。神話時代から江戸まで、日本の妖怪と妖異を歴史の流れに沿って描く。