雉が住まなくなった豊島
どんな伝承か
細川師氏に攻められて敗れた星が城の信胤の兵は、それぞれに落ちのびていった。豊島へ逃れた兵がしきびの木陰に身をひそめていると、雉がけんけんと鳴きたてた。兵は捕らえられ、最期に「しきび育つな雉住むな」と言い残したという。それより豊島は雉の住まぬ島になったと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗))
香川県(讃岐)の昔話と伝説を網羅する。第一章昔話は、炭焼長者・天道さん金の鎖・狐女房・大歳の火・産神問答(虻にのみ/滝の宮のヨサの宮さん)・親棄山・童子丸・弘法機・継子話・お大師さんとぼた餅・物言う亀・米倉法師・猫又・こぶ取り爺・屁こき爺・蛇聟入・かにの報恩・浦島太郎・竜宮童子・肉付面・子育て幽霊・鷲の育て子・亀の聟入など五十九話を語り手付きで収める。