琴弾八幡宮
どんな伝承か
日証上人が琴弾山に住んでいた年のこと、急にあたりがうす暗くなり、山上に虹のような美しい雲がかかった。海には一隻の船がとまり、中の老人が琴を弾きながらさわやかな声で歌っていた。どなたかとたずねると、われは宇佐の神だが都へ行く途中あまりに景色がいいのでこの浦に船がかりしたと答え、一夜のうちに海中に竹林をあらわした。村人と童が船を山上に引きあげ、琴と船を社殿に安置したという。
原典より
日証上人が琴弾山に住んでいた年のこと、急にあたりがうす暗くなり山上に虹のような美しい雲がかかった。—— 新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗))
香川県(讃岐)の昔話と伝説を網羅する。第一章昔話は、炭焼長者・天道さん金の鎖・狐女房・大歳の火・産神問答(虻にのみ/滝の宮のヨサの宮さん)・親棄山・童子丸・弘法機・継子話・お大師さんとぼた餅・物言う亀・米倉法師・猫又・こぶ取り爺・屁こき爺・蛇聟入・かにの報恩・浦島太郎・竜宮童子・肉付面・子育て幽霊・鷲の育て子・亀の聟入など五十九話を語り手付きで収める。