八幡社の末社である生石神社の神体は出雲から拾ってきた石で
どんな伝承か
比婆郡口和町永田の生石神社は八幡社の末社であるが、その神体は出雲から拾ってきた石で、毎年太っているという。備後地方では、こうして大きくなる石を一般に出雲石と呼んでいる。『芸藩通志』にも、備後国恵蘇郡永田村、すなわち現在の比婆郡口和町などに「おふ石明神」というものがあり、いずれも神体は活石で年々長大すると記されている。石が生きていて年々成長するという話は県内に多く、百を超えるようだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
広島県史 民俗編――伝説の分布(広島県(編)・広島県史・自治体史(民俗))
『広島県史 民俗編』所収の伝説の分布論。広島県(安芸・備後)に伝わる伝説を、その素材と分布の地域的特色から論じる。