護摩の灰で作る法華寺の小犬
どんな伝承か
法華寺には、粘土でこしらえた小犬の形をしたお守りが伝えられている。安産と厄除けに効き目があるとされるものである。もとをたどれば、光明皇后がはやり病の流行を鎮めようとして護摩を焚き、千日におよぶ供養を営まれた折、その護摩の灰を用いて厄除けの守りを作られたのが始まりだという。この小犬は今も法華寺の門跡の手で作り継がれている。
原典より
法華寺に安産、除厄のお守りといわれる粘土造りの小犬がある。—— 奈良市史 民俗編――伝説(奈良市(編)・奈良市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
奈良市史 民俗編――伝説(奈良市(編)・奈良市史・自治体史(民俗))
『奈良市史 民俗編』第十一章所収の伝説。奈良県奈良市に伝わる木・石・塚・水・山・森・社寺・人物・動植物・町名の伝説を昭和三十七年からの探訪で集成する。