竜退治
どんな伝承か
奈良市の阪原町に、昔、竜が住んでいた。村人をさらって食べ、それができないときは大暴風を起こしたという。そのころ嵯峨氏という武士があった。ある夜、嵯峨氏は竜を捕えて井戸に入れ、石で閉じ込めた。そして自らその側に住んで竜の番をしたので、それ以来、村は平穏になったという。嵯峨氏の住んでいたところを、今も嵯峨と呼んでいる。
原典より
村人をさらって食べ、それができないと大暴風を起した。—— 奈良市史 民俗編――伝説(奈良市(編)・奈良市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
奈良市史 民俗編――伝説(奈良市(編)・奈良市史・自治体史(民俗))
『奈良市史 民俗編』第十一章所収の伝説。奈良県奈良市に伝わる木・石・塚・水・山・森・社寺・人物・動植物・町名の伝説を昭和三十七年からの探訪で集成する。