禁煙会の夜に見た青く光る玉
どんな伝承か
上五明で昭和のはじめごろにあったという話。禁煙会の寄り合いが当番の家で開かれた晩、会員の若者が用事で遅れ、自転車で角を曲がろうとしたところ、公民館のあたりの電灯の下を青く光る玉がふわりと動いているのを見た。若者は青ざめたまま寄り合いへ飛び込んできたという。九月の夜、八時すぎのことであった。上五明では同じころ、夏の夜更けに寺の前で小田原提灯ほどの青く光る玉が道の上を動くのを見た話も伝わり、成人前に人魂を見ると長生きしないとも言われていた。
原典より
明治五年(一八七二)の年取りの晩のことである。—— 坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
坂城町誌 上巻(民俗編)――伝説(坂城町(編)・坂城町誌・自治体史(民俗))
『坂城町誌 上巻(自然編・民俗編)』所収の伝説。長野県坂城町に伝わる村上義清ゆかりの伝説を採録する。