飛んできた秋葉様のお札
どんな伝承か
茨城県取手市の語り手の家には文化三年と書かれた秋葉神社のお札がある。昔、どこからともなく飛んできて、家の屋根の棟に乗っていたのだという。それ以来、そのお札を箱に入れて祀り、旧暦の五月二十八日には赤飯を炊いて供えることが習わしとなっている。
原典より
このお札は、昔どこからとなく飛んできて家の屋根のぐしにあったというんです。—— 取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史)
『取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異』は、取手市の市史民俗編のうち、俗信の箇条の末尾に続く第四節「伝説」・第五節「不思議な話」・第六節「祟り」を収めた部分である。市内各地区での聞き取りを話し言葉のまま書き起こし、長い四話は『取手町郷土史資料集 第一集』から抜粋する。将門と桔梗御前の伝説、地蔵・社寺・樹木の伝説、狐やムジナ・化け猫・幽霊・タマセの話に続き、忌田や祟り山の話を所有者名と地区を伏せて載せる。