片目の姫宮様
どんな伝承か
市之代の鎮守は櫛稲田姫を祀り、土地の人はお姫様と呼ぶ。宝冠や短刀を盗まれたため現在の場所に移したという。この姫は将門の妾とも三女ともいわれ、片方の目が見えないと語られる。戦に加わって隠れた際に餅草で目を突いたためで、そのために市之代には餅草が生えなかったという。近年は伊奈村の方から堤防の土を入れてから生えるようになった。姫宮神社の祭礼の日に氏子の許しを得て拝見したところ、両眼は同じように見えた。
原典より
市之代の鎮守は櫛稲田姫をお祀りしてあり、土地の人はお姫様と呼んでいます。—— 取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。