成田山に参らぬ取手の風習
どんな伝承か
成田山では将門調伏の護摩が焚かれたと伝わるため、取手市内には成田山に参拝しない人がいる。山門までは行ってもよいが、中に入って手を合わせてはいけないという。小堀の人が遺族会で成田山へ行った際、山門から入らずにいると、もう一人入らない人がおり、聞けば小文間の人であった。新町でも将門がいたからと参らず、将門は日秀の観音を守り本尊としたのだという。桔梗が将門を裏切ったとして、桔梗の花も、着物や皿の桔梗の柄も忌まれる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。