将門母が大蛇となり守る
どんな伝承か
米ノ井の三仏堂で、将門の母は戦に出陣するさなかに将門を産んだという。母は生まれた子の体に矢も鉄砲も通らぬようにと、蛇になって火を吹き、体をなめて守った。ところが脳天だけをなめ残したため、そこが将門の弱点となった。のちに将門は俵藤太秀郷が天井へ射上げた矢を脳天に受けて死んだと語られる。首をはねられてもなお胴だけで駆け出し、子供らが騒ぐと藪の中へ倒れたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。