大野市のグラマー地蔵
どんな伝承か
福井県大野市にはグラマー地蔵と呼ばれる地蔵がある。祠の中には米ぬかを布でくるんだ乳房型の奉納物がいっぱいに下げられている。乳の出が悪い女性が祈願をこめ、白米を入れたさらし袋を清水に七日ひたしてから粥に炊いて食べると、乳が出るようになるという。願いがかなった女性は、お礼として今度は米ぬかを入れた袋をこの地蔵に捧げていくのだと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の迷信(今野圓輔・今野圓輔・民俗学・昭和(高度成長期))
民俗学者・今野圓輔が高度成長期の日本に残る迷信を社会派ルポとして告発・分析した一冊。序章では、静岡県掛川市で異性双生児を畜生腹と恥じた母親の母子心中事件、青森県三本木市でキツネ落としと称して女を火あぶりにした殺人事件など、迷信が現代も殺人・心中を生む『黒い習俗』を突きつける。