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喜多院で江戸を見通した天海

所在地東京都千代田区(千代田城)
年代江戸初期(天海晩年)
登場天海僧正、徳川家康、本多佐渡守、納所の坊主
出典靈魂に就いての奇話

どんな伝承か

徳川家康を助けて政治に大功のあった天海僧正には、千里眼めいた逸話が多い。晩年、江戸を離れて川越の喜多院に隠居していた頃、天海はときおり納所の坊主に向かって、今日は上様が老中たちにこういうお考えを問われた、昨日は本多佐渡守が柳営でこういうことをしでかした、と語り出した。後になって照らし合わせると、いずれも掌を指すように当たっていたという。また家康が駿府で世を去ったときにも、天海はそれを察知して慌ただしく山門を駆け出し、街道で江戸通いの駄馬を雇って、誰よりも早く千代田城へ駆けつけたと伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

靈魂に就いての奇話(本誌記者編(雑誌Gloria編集部・記者)・昭和25年(1950年)前後/雑誌「Gloria」連載。戦前の心霊研究記事・諸氏所説を再編集したもの)

雑誌「Gloria」昭和25年前後に連載された「靈魂に就いての奇話」を本誌記者が編集した心霊研究アンソロジー。第一篇「心霊論者の主張/死後の生活」、第二篇「不思議の現象と心理研究」、第三篇「交霊の現象」、第四篇「千里眼念寫の奇現象」から成り、戦前の諸氏所説(福來友吉・小熊虎之助・森田正馬・谷本富・松村介石・大戸徹誠・井上圓了ら)と新聞雑誌記事を再録する。

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