鹿の落ち角を舐め溶かすヒキガエル
どんな伝承か
屋久島は人口二万、猿二万、鹿二万といわれるほど猿と鹿の多い島で、鹿はおよそ四千頭いると見られている。ところが不思議なことに、自然に抜け落ちた角、いわゆる落ち角が見つかることはめったにない。角は毎年生え替わるのだから、山の中に転がっていておかしくないはずである。理由は島のヒキガエルにあった。ヒキガエルは落ち角に群がって舐め続け、唾液で溶かしてしまうのだという。途中まで舐められ、のっぺらぼうになった角が見つかったこともあった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・昭和40年代(1960年代後半))
天狗は実在する=外川初次郎と天狗界/人魚の捕獲(カイ諸島)/日本列島のミステリー地帯/UMA・未確認生物/空中飛行と神隠し