渇きを癒しに現れたもう一人の自分
どんな伝承か
東京都八王子市のM・Eは、幼児のころからひどい小児喘息に苦しみ、毎晩発作で母を起こして夜中に水を飲ませてもらっていた。母は面倒がり、寝る前に枕元のテレビの上にコップの水を置くようになった。小学校に上がるころのある晩、Mは激しい喉の渇きで目覚めたが、体がだるくてどうしても起き上がれなかった。あきらめかけたとき、突然目の前にもう一人の自分が現れ、テレビの上の水を飲み始めた。恐怖はなく、その姿を見ているうちに安心してすぐ眠ったという。自己像幻視が本人の願望を代わりに実現した例とされる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成)
トム・ソーヤーの変身・オメガプロジェクト・色を聴く(共感覚)・クンダリニー覚醒・時間なき世界・光の存在/光の世界・星への旅・体外離脱とは何か・脳と心の関係・シルヴィウス溝・死のリハーサルなど全章にわたり、臨死体験者の証言(弟の気持ちを知る・ベトナム帰還兵・登山家の奇跡)と、ムーディやケネス・リングらの研究、脳科学的解釈を縦横に検討。