34・5歳の頃
どんな伝承か
小森浩さんがこの能力を身につけたきっかけは、二十七、八歳のころ金縛り状態の中で死んだ恋人の幽霊に会う体験をしたことだった。それは生きた人間そのままの感触で、体温もあり呼吸も感じられ、髪が頬に触れるほど生々しかった。もう一度その感覚を得たいと願い、以来さまざまな方法を試すうち、呼吸を止める修練を積むようになったという。三十四、五歳の結核入院中には、毎晩練習を重ねてついに屋根を突き抜けて天に昇る感覚を得、心臓の拍動が止まり絶対的に澄んだ世界に入れたのは生涯で一度きりだったと語っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
臨死体験(立花隆)(立花隆・臨死体験・ノンフィクション・平成)
トム・ソーヤーの変身・オメガプロジェクト・色を聴く(共感覚)・クンダリニー覚醒・時間なき世界・光の存在/光の世界・星への旅・体外離脱とは何か・脳と心の関係・シルヴィウス溝・死のリハーサルなど全章にわたり、臨死体験者の証言(弟の気持ちを知る・ベトナム帰還兵・登山家の奇跡)と、ムーディやケネス・リングらの研究、脳科学的解釈を縦横に検討。