トップ新潟県の伝承南魚沼市

幽霊の髪を剃る

所在地新潟県南魚沼市関(魚野川橋)
年代不明
登場源教、七兵衛、心霊研究者、幽霊の体験者、寒念仏の道心・幽霊に遭遇した僧、証人として立ち会った知人
出典幽霊は語る

どんな伝承か

越後国魚沼郡の関を流れる魚野川の橋の上を、寒念仏の道心である源教老人が通ると、水中から朦朧と陰火の影に二十歳あまりの女が現れた。女は僧に縋りつき、自分は古志郡縄手村の菊という者で、昨年の冬に身を投げて死んだ、明日は四十九日の逮夜であり、貴僧の回向で浮かぶことができる、ついては頭の黒髪を剃ってほしいと頼んだ。剃刀が無いので明夜また逢おうと別れ、源教は翌夜、剃刀を携え、後日の生き証拠にと懇意の七兵衛を戸棚に隠して待った。幽霊はいつのまにか現れて首を垂れ、黒髪を剃ってやると礼を述べて消え失せた。七兵衛の発起で百万遍を修し、僧が手元に留めた黒髪数本を橋の袂に埋めて石塔を建てた。関宿の毛塚がこれである。

原典より

* 改葬を頼む幽霊* ハムレットの見た怨靈* 喙木鳥となった守屋* 菅公の怨靈* 雷火數年公卿悉く仆る* 知盛の怨靈* 新院の怨靈—— 幽霊は語る(梶天真・幽霊研究・大正〜昭和(戦前)) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

幽霊は語る(梶天真・幽霊研究・大正〜昭和(戦前))

種別から探す

幽霊研究第二 女性の幽靈投身四十九日剃髪

南魚沼市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『幽霊は語る』の伝承