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キシオジンに掴まれた孫の神隠し

所在地岡山県高梁市
年代明治のはじめ頃
登場音さんの老人、孫
出典妖怪伝説奇聞

どんな伝承か

上房郡の北部では、乾から巽の方角へ見通しのきく筋道をキシオジンスジと呼び、そこに家を建てるのを忌んだ。明治のはじめごろ、音さんという老人の家で、庚申祭の晩に供える牡丹餅を用意していると、外へ遊びに出ていた孫の姿が見えなくなった。日が落ちても帰らず、手分けして村中を捜したが行方は知れない。三か月ののち、昔寺があったという古坊という場所に、髷と帯が落ちているのが見つかった。カンバラ太夫という陰陽師に占わせたところ、キシオジンが掴んでいったのだろうという答えであった。キシオジンスジは天狗の通り道とも呼ばれる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

妖怪伝説奇聞(東雅夫・1996年-2004年(取材期間に基づく推定))

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