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事例13:昔は元旦の朝鉄砲を持ってアキ

所在地岡山県高梁市備中町
年代伝承
登場民俗調査の話者
出典厄除け――日本人の霊魂観

どんな伝承か

岡山県川上郡備中町(現・高梁市備中町)では、昔は元旦の朝に鉄砲を持ってアキ方参りをし、空砲を撃った。悪魔ばらいだという。また元旦にアキの方を向いて小便をするともいった。アキの方は各地で正月様が来訪すると伝えられる方角で、暦で決めたり牛の向いた方向などという所もある。著者は、その方角に向かって鉄砲を撃ったり小便をしたりする点に注目し、厄神が正月様と同じ期日に同じ方角からやって来ると考えられていたとすれば貴重な手掛りとなる、と述べている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

厄除け――日本人の霊魂観(佐々木勝・民俗学・厄除け信仰・昭和(1988))

民俗学者・佐々木勝が全国の民俗調査をもとに厄除け・厄払いの習俗を日本人の霊魂観から論じた研究書(昭和六十三年)。祖霊信仰・霊魂信仰・厄神信仰を背景に、防塞系呪術(防御型・鎮送型・攻撃型・潔斎型)と祭祀系呪術(供物型・奉迎型)に呪術を類型化する。本文は〔事例〕番号付きで全国各地の具体的習俗を多数収める。

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