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事例17:一月七日を七草ゾウシという。

所在地佐賀県唐津市鎮西町
年代一月七日
登場民俗調査の話者
出典厄除け――日本人の霊魂観

どんな伝承か

佐賀県東松浦郡鎮西町(現・唐津市鎮西町)では、一月七日を七草ゾウシといい、この日に菜をゆがいた汁へ爪をつけて爪の切り初めをするとよいという。また一月十五日は鼻ぐり餅とか鼻ぐり飯とかいって、餅入りの赤飯をつくり、これを鼻が逃げぬようにといって食べた。著者は、こうした身体に対する呪術的行為を、農耕に先立つ祓えではなく厄神来訪に対する呪術が生業儀礼に取り込まれたものとみて、身体も家屋も厄神から守るために清める潔斎型に位置づけている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

厄除け――日本人の霊魂観(佐々木勝・民俗学・厄除け信仰・昭和(1988))

民俗学者・佐々木勝が全国の民俗調査をもとに厄除け・厄払いの習俗を日本人の霊魂観から論じた研究書(昭和六十三年)。祖霊信仰・霊魂信仰・厄神信仰を背景に、防塞系呪術(防御型・鎮送型・攻撃型・潔斎型)と祭祀系呪術(供物型・奉迎型)に呪術を類型化する。本文は〔事例〕番号付きで全国各地の具体的習俗を多数収める。

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