祐慶の伊吹山の盆石の怪
どんな伝承か
江州大津の医者・祐慶は伊吹山から薬草と盆石を持ち帰り、草は庭に、石は床の間に置いた。するとその晩から家に何者かが石を打ち込み始め、毎朝十四、五個の石が溜まった。後には砂まで降り注いだ。祐慶は狐狸の仕業かと思い黙っていたが、後日訪れた伊吹山の村人に尋ねると、持ち帰った品を山神が惜しんでいるためだろうと言われた。そこで村人に託して薬草と盆石を山へ返させたところ、怪異はやんだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊現象の科学(小熊虎之助・大正期(1912年頃推定))
心霊現象の科学的検証(小熊虎之助)/詐欺事件と夢のお告げ/幻覚・錯覚の心理/暗示と変態心理/迷信打破と科学的態度