河原子の海鳴りの鐘
どんな伝承か
歌人の佐藤佐太郎が語った話である。数年前の冬、茨城県河原子の海岸に一夜の宿をとった。夜半に目覚めると、すぐ窓の外で砕けるごうごうとした波の音に交じって、鐘を叩く音が聞こえていた。はじめはこの家に通夜でもあるのかと思ったが、そうではなかった。海の方から幾つもの鐘の音が聞こえてきて、それがしばらくして遠くなっていったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))
日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。