道を二股に割って残された坂の木
どんな伝承か
大阪の上本町四丁目、坂の途中に一本の木が昔から立っている。小ぶりな樹で、おそらくクスだという。道のまんなかを占めており、普通なら伐り倒されていてもおかしくないのに、地元の人々からは大切な木として扱われてきた。五〇年前にはすでにそうだったという。舗装はきれいに敷き直されたのに、木はいまも残り、道はわざわざその木を両側から挟むように二筋へ分けられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)