嵐の前に鳴るカシの古木の天狗太鼓
どんな伝承か
岐阜県の多良と今須の境には、むかし天狗が住みついていたというカシの古木がある。台風が近づいたり大水が出たりする前になると、天狗はこの木のてっぺんから太鼓を打ち鳴らしたという。その音が聞こえると、村の人たちは、それ、また何かが起こるぞと言い合って、仕事を早めに切り上げて家へ帰った。昭和の初めごろまで語られていた話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)