書写山の檜と欲を出す者への祟り
どんな伝承か
姫路には西国二七番の札所である書写山円教寺がある。その奥に白山神社が祀られ、傍らに天狗が棲むと噂される檜の大木が立っている。あたりは古くから修験の行場で、いまも信仰の目的をもたない者はあまり近づかない。この檜に触れたり拝んだりすれば、病が癒え、学問が進み、商いが栄えるといい、知る人だけが訪れる場所だという。ただし欲を出せば逆に祟られるとされ、命がけで願をかける者にだけ験があると昔から言い伝えられている。昭和の話である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)