八百比丘尼(沢入・人面魚)
どんな伝承か
あるところで、お庚申さまが自分で庚申待をして、ほかの人を呼んだ。呼ばれて行くと、ごちそうとして魚が出た。その魚は頭が人間の形をしており、体は魚の形をしていた。それを見て、呼ばれて行った人たちは驚いて逃げてしまった。ところがその中に一人よぼよぼした者がいてつかまってしまい、着物をかたしりばしょりにしていたので、その中へ魚の切れ端をほうりこまれた。家に来てあったので大変驚いたという。その人はそのあと、死んだのか死ななかったのかわからなかったといい、大変長生きをしたという。この人のことを八百比丘尼という。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)