昭和の初めごろの話
どんな伝承か
昭和の初めごろ、鳥取市での話。伯母は胃の病を患い、たびたび寝込んでは医師に痛みをやわらげる注射を打ってもらっていた。伯母によれば、発作が起こる前には必ず洪水の夢を見るといい、それが病の予告になっているのだという。なお、明治・大正時代の鳥取市はたびたび洪水に見舞われており、この予兆は地域の水害の歴史とも結びついて語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))
松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。