かみいしがみ)
どんな伝承か
鹿沼市の旧野崎村上石上で金貸し業を営んでいた話者の祖父母の家に、ある夜強盗が入り品物を盗まれた。困っていると夢に「古峰ヶ原へ参り、一の鳥居から手前の左側の藪の中に盗難品がある」と告げられ、三十キロの道を歩いて参ったところ、告げられた通りの場所に品物があった。それ以来一家は古峰神社の天狗様を信仰するようになったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))
松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。