祖父を囲んで写った骸骨
どんな伝承か
語り手が小学四年のころ、友人から聞いた話である。友人の祖父は重い病で入院していたが、少しよくなって外出できるようになり、自宅へ戻ってきた。そこで家族が祖父を囲むようにして写真を撮った。何日かして現像してみると、祖父のまわりを取り巻くように骸骨が写っていた。気味が悪いので神社で祓ってもらい、写真はそこへ納めたという。祖父はその後病院に戻り、いくらもたたないうちに亡くなった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))
松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。