旅館の記念写真に写り込んだ見知らぬ女の顔
どんな伝承か
鬼怒川の温泉地では、芸者のAさんが黒鉄橋から身を投げて以来、怪しい出来事が続くようになったと地元でささやかれていた。著者が泊まった旅館とは別の旅館での話もその一つである。団体客がそろって記念写真を撮ったところ、仕上がった写真には、一行のだれも知らない若い女の顔が紛れ込んで写っていたという。著者は、知人から送られた心霊写真の撮影場所を確かめるため現地に泊まり、地元の芸者たちからこうした噂を聞き集めた。ただ、写った顔がAさんかどうかは意見が分かれ、芸者たちは怖がって写真をよく見ようとしなかったという。
原典より
また、鬼怒川の別の旅館では団体客が記念写真を撮ったところ、まったく見ず知らずの若い女性の顔が一行に混じって写っていたという話もある。—— ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・1993年(平成5年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
ここまでわかった霊界の真相(つのだじろう・1993年(平成5年))
『ここまでわかった霊界の真相』は、漫画家つのだじろうが平成五年に日本文芸社から刊行した心霊の解説書である。著者自身の主護霊の出現や自宅の不可解な火災などの霊体験に始まり、死後の世界の層の構造、主護霊・因縁霊・地縛霊などの霊の種類、心霊写真と念写、霊感を強める訓練法までを説く。『ついに霊魂をとらえた』など著者の過去の活字本を再編して新しい話を加えた全七章の構成で、はじめにで漫画と活字の違いを論じる。