四代替わった古家を改築した寝室
どんな伝承か
亡くなった牧野吉晴の寝室は、相当に曰くつきの部屋だったらしいと筆者は打ち明ける。牧野がその家を買ったのは昭和二十七、八年ごろ、西武沿線の住宅街にある百坪あまりの敷地つきの古家だった。建てたのは大正末期の退役海軍将校で、以後持ち主は四代替わり、売ったのは四代目の主人が死んだあとの遺族である。手入れもされず庭も垣根も荒れ放題だったが、材木が上等なので取り壊すのは惜しいと大工が言い、牧野は改築を選んだ。玄関が変わり、応接間と茶室風の一室が増え、台所も風呂場も便所も新築同様に改まった。
原典より
私の霊界肯定説 徳川夢声不思議といえば不思議な話 池田彌三郎叩鉦の怪 長田幹彦悪い旅行 三浦朱門三つの幽霊 遠藤周作黄色いマフラー 柴田錬三郎お化けの会ができるまで 平野威馬雄幽霊の実験 大高興—— 私は幽霊を見た(東雅夫(編者)・昭和中期~後期(推定1970年代~1980年代)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
私は幽霊を見た(東雅夫(編者)・昭和中期~後期(推定1970年代~1980年代))
私は幽霊を見た=怖い怪異体験(東雅夫編)/人魂・鬼火・狐火/機関車・電車の怪/各地の幽霊目撃談/不気味な怪音と怪異