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ある日のことやった

所在地和歌山県伊都郡かつらぎ町花園
年代現代
登場稲葉かる、梶田、記録者
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

和歌山県伊都郡高野町花園村での話。ある日、農繁期の合間に、婆さんが泉の雑魚を売りに家を出た。あちこち売り歩いたが、一昨日買った、昨日買ったと言われてなかなか売れず、手間取るうちに日が暮れた。帰り道は知っているから帰れると思ったが、いつの間にか道に迷い、ふだんは茨など生えていないはずの辺りが、どちらを見ても茨ばかりになっていた。すると毛の生えた何かが婆さんの足をぽんぽんと叩く。茨をかき分けて広い道へ出て、背中の荷を下ろしてみると、雑魚はなくなっていたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代)

松谷みよ子『現代民話考 11 狸・むじな』を小話単位で全376話収録。狸・むじなにまつわる現代の民話・怪異譚(化かし・化け)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明372話・市区町村判明317話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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