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郡里村(現美馬町)の字川原で芝居や浪花節を興行する時

所在地徳島県美馬市美馬町川原(小長谷)
年代現代
登場
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

美馬郡郡里村(現美馬町)の字川原で芝居や浪花節を興行するときは、少し小高い小長谷という所に小屋を建てて行った。ところが興行が済んだ晩の次の晩から、附近の狸が集まってそっくり同じ真似をする。旧劇なら旧劇で太鼓や鉦、拍子木の音がドンチャン、カタカタと在所中に響き渡り、浪花節なら三味線の音につれて浪花節独特のさびた声が聞こえる。誰一人知らぬ者がないほどよく響くのに、音を慕って芝居小屋の跡へ行ってみると何もない。一定の距離をおいて聞くと、ちょうど小屋のあった辺りと思われる所から聞こえてくるのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代)

松谷みよ子『現代民話考 11 狸・むじな』を小話単位で全376話収録。狸・むじなにまつわる現代の民話・怪異譚(化かし・化け)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明372話・市区町村判明317話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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