トップ石川県の伝承小松市

加賀遊泉寺村・伊右衛門の神隠し

所在地石川県小松市遊泉寺町(神様松)
年代明治期(二十年ほど前)
登場伊右衛門、立山徳治、老人、報告者
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

加賀の能美郡は天狗が人を隠したという話の多い土地であった。同じ郡の遊泉寺村では、今から二十年ほど前に伊右衛門という老人が神隠しに遭った。村中が手分けをして捜し回った結果、隣部落との地境の小山の中腹、土地で神様松という傘の形をした松の樹の下に、青い顔をして坐っているのを見付けたという。村の人たちがこの老人を捜し歩いた時には、鯖食った伊右衛門やいと口々に唱えたという。神様、殊に天狗は最も鯖が嫌いだから、こう言えば必ず隠した者を出すものと信じていたのである。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

種別から探す

神隠し天狗

小松市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第4巻』の伝承